60代女性、坐骨神経痛の症例報告
こんにちは!整体サロン アンティオールです!本日は「時折強く出現するお尻の痛み(坐骨神経痛)」でお悩みの60代女性の症例をご紹介させていただきます。
患者様情報
年齢:60代 性別:女性
職業:役場仕事(立ちっぱなし、座りっぱなしの作業あり)
主訴:長く座った状態からの立ち上がりでお尻が痛い。朝起きた時にズキっと痛む。
趣味:舞台/コンサート鑑賞
ご来院のきっかけ
3年ほど前からお尻の痛みが出たり出なかったりを繰り返しており、以前整形外科受診で「坐骨神経痛」との診断を受ける。針治療は通っていて一度良くなったものの、最近また再発し始め、以前より痛みが強く感じるようになる。根本的に良くしたいと思い当院へお越しくださいました。
初回時の状態
歩き始め、座ってからの立ち上がりで、お尻から太ももの外側にかけて痛み出現。座っていてもお尻と太ももの付け根近辺に違和感あり。寝る姿勢で痛み軽減。家ではずっと同じ様に寝ていると徐々に痛みが出て途中で起きてしまうこともある。
コンサートで立ちっぱなしの時にも痛みが出現し、途中座らないといけないくらいであった。
介入
- 股関節周囲の筋膜リリース
- 内臓アプローチ
- 脊柱~骨盤帯の運動療法
- 生活指導
経過・結果
- 初回後:立ち上がりの痛み軽減
- 2~4回目:座位での臀部痛出現頻度軽減
- 5~10回目:日常生活での痛みほぼ寛解
- 11回目以降:再発予防期に移行

坐骨神経の神経路
神経は髪の毛1本くらい細いものも存在する中、
坐骨神経は小指程の太さ。神経の中で一番太い神経。
つまり圧迫もされやすい神経と言われています。
坐骨神経の後ろには「梨状筋」という筋肉があり、
前には子宮やS状大腸が存在するため、前後から
圧迫を受けやすい組織です。
施術のご相談・ご予約
評価
歩き始め、立ち上がり時に左臀部上方~太もも外側に痛み出現(NRS7点)。左内臓(子宮・S状結腸)、梨状筋、小・中殿筋に硬結あり。飲水量300㎖~500㎖/日と少なく、お水ではなくコーヒーと緑茶の割合が多い。直筋1ヵ月は人事異動などあり、仕事量が増えたことによるストレス負荷もかかっていたとのこと。
施術内容
- 股関節周囲の筋膜リリース:梨状筋、小・中殿筋、腰方形筋
- 内臓アプローチ:子宮、横隔膜、S状結腸
- 脊柱~骨盤帯の運動療法:キャット&ドック、股関節伸展運動
- 生活指導:飲水量の確保促し、週3回以上の入浴、立ち方・起き方・寝方指導
経過と変化
- 初回後、立ち上がりでの臀部の痛みNRS10点→NRS3~4点に軽減。
- 2~4回目:座位での臀部痛出現頻度(毎朝→週に1~2回程度)軽減
- 5~10回目:日常生活での痛みほぼ寛解、痛みがない状態が1ヵ月続くように
- 11回目以降:トレーニング実施開始、再発予防期に移行
お客様の声
お尻の痛みが耐えられなくなり、好きなコンサートも行くのが億劫になっていました。痛みは軽くなるけど、また絶対再発してしまうものだと思っていたので、お尻以外の根本原因を教えて頂いた時は驚きました。丁寧な施術といつも楽しいお話をしてくださり、日常でも自分で気をつけなければいけないことも教わって、日々頑張っています!今は春のコンサートに向けて、再発しないように気を抜かずセルフケアを継続していこうと思います。
担当コメント
「坐骨神経痛」と診断されても、人によって神経を圧迫している要因は様々です。今回の場合は、お尻の奥の「梨状筋」と「S状結腸」が前後でサンドイッチするように圧迫している状況でした。普段から右側に体重をかけるクセがあるようで、仕事・家での生活でもなるべく左側に体重をかけるような細かい指導も行いました。施術で良くなるのはもちろん、日々の習慣を変えて頂くことで、格段に再発しにくい身体を目指すことができます!自分では気が付かないことも、当院ではしつこいくらいに深く探っていきますので、お越しの際は覚悟ください!笑
ご相談だけでも構いません!
お気軽にご相談してください😊
