50代女性、肩関節周囲炎の症例
こんにちは！整体サロン アンティオールです！本日は「突然の肩の痛み」でお悩みの50代女性の症例をご紹介させていただきます！
患者様情報
年齢：50代 性別：女性
職業：事務員（デスクワーク）
主訴：寝ている時の肩周囲の痛み、左腕が上がらない
ご来院のきっかけ
2カ月前より突然右肩の痛みが出現。整形外科受診で「肩関節周囲炎」と診断を受け２回程リハビリ実施。その後右肩の痛みは軽減するも、左肩の痛みが悪化し、眠れない程痛みが強くなったタイミングで当院へご来院されました。
初回時の状態
- 安静時に左肩関節～左腕にかけて怠い痛みあり
- 左肩関節挙上の可動域制限あり。
- 頸部神経周囲の硬さあり。
介入
- 肩関節周囲の筋膜リリース
- 頸部～脇の神経アプローチ
- ローテーターカフトレーニング
- 胸椎～肩甲骨の運動療法
経過・結果
- 初回後：左肩関節挙上角度向上
- 3～5回目：安静時／就寝時の痛み軽減
- 6～8回目：日常生活の痛み10点→2～3点
- 9～10回目：服の脱ぎ着の時間短縮
Before / After
左肩関節挙上角度向上。
肋骨と肩甲骨、鎖骨がスムーズに動きやすくなっている。
施術のご相談・ご予約
評価
生活動作を実施してもらい、痛みのある動きと痛みの範囲の詳細確認。また、元々巻き肩であり胸椎の回旋・伸展可動域が低下している状態。寝ている状態でベッドと肩の距離が3横指程空間があり、両側巻き肩、特に左が顕著に出ている状態であった。頸部～脇にかけて伸びる腋窩神経～副神経と、周囲を一緒に走行する筋肉の癒着在り。左腕を挙げた際に、腕の後ろから肋骨後ろあたりに引っ張られるよう痛みあり。
施術内容
- 肩関節周囲の筋膜リリース：小胸筋、鎖骨下筋、広背筋、肩甲下筋、小・大円筋
- 頸部～脇の神経アプローチ：副神経、棘上神経、腋窩神経のマッサージ
- ローテーターカフトレーニング：棘上筋・肩甲下筋中心に座った姿勢でのトレーニング
- 胸椎～肩甲骨の運動療法：胸椎伸展・回旋の繰り返し動作（セルフケア指導）
経過と変化
- 初回後：神経のアプローチを実施した結果、左肩関節挙上時の角度が広がった。
- 3～5回目：首～腕周囲の神経と筋膜の圧迫を取ることで神経痛軽減。夜もぐっすり眠れるようになってきた。
- 6～8回目：日常生活でただ過ごしている分には痛みが気にならない程度に回復。上着の脱ぎ着では痛みに伴う動きの悪さから時間を要してしまう。趣味のゴルフでもテイクバックで左腕に痛み出現。
- 9～10回目：服の脱ぎ着に要する時間が半分に短縮。
お客様の声
寝ている時、肩から腕にかけて痛みがあり全然眠れない日々を過ごしていたので、夜眠れるようになって本当に良かったです。リハビリでは教われきれなかった自分で出来るセルフケアを細かく教えてもらって、腕が上がる範囲が着実に広がってきている気がします。五十肩は長期戦と良く聞くので、趣味のゴルフ復帰に向けて完全回復までめげずに頑張ります！
担当コメント
五十肩（肩関節周囲炎）は、突然痛みが来る場合が多いですが、痛い場所に急に負担が来るわけではなく、日々の生活で悪い肩の動かし方が続くことで、関節に負担がかかり続けて痛みが生じます。その要因の一つとして、今回のように元々巻き肩で胸椎～肩甲骨の動きが乏しいことが引き金となることが多々あります。そのため、肩関節自体の動きも改善する必要ありますが、胸椎と肩甲骨～肋骨の動き／位置が改善すると根本改善されたと言えるでしょう。
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